marko日記〜ストーマとキイトルーダーと幸せな日々〜

膀胱癌によりストマ(人工膀胱)生活。癌がリンパに転移済みのためステージⅣ。幸せな日常とストマ生活、キイトルーダーの治療について。

ヘルプマークの必要性 「気にしなきゃいい!」はハードルが高すぎる

#2018年1月#

 

手術を受ける前は本当に不安と心残りが色々とありすぎて、

きりがありませんが、中でも不安だったのが外出先のトイレ事情。

 

人工膀胱になると障害者手帳(4級)という扱いになります。

膀胱とは異なり自分でコントロールができないので、

装具に尿がたまったらトイレで処理しなければなりません。

 

「もし、トイレが見つからなかったら...」

「もし、トイレに行列ができていたら...」

という不安から、外出することそのものへの不安がつきまといました。

 

「”みんなのトイレ”を使えばいいじゃない」と誰もが思うのですが、

服を着ていると健常者に見える(それどころか一般的な60代よりも元気で顔色もいい)ので、

他人の目が気になって使うことに遠慮してしまうのです。

 

そんな中、「ヘルプマークというものがあるらしい」と知りました。

ヘルプマークは誰でも簡単に受けとることができますが、配布場所はある程度限られています。

元気な頃から出不精なmarkoですから、代わりに長女がゲットしてきました。

参考)ヘルプマークを知っていますか?入手方法は?配布場所は?│ヘルプマーク.info

 

「これで少しは安心して外でトイレに行ける」

半ばお守りのように、毎日バッグに付けて出掛けます。

 

人工膀胱とはいえ、尿の排泄にこれといって特別な技術や処理が必要なわけではなく、

専用装具に溜まった尿を流すだけなので、通常は普通のトイレを利用します。

混んでいる時や、もし何か装具に不具合を感じたときなどの緊急の場合のみ、

”みんなのトイレ”を使用する、そんな使い分けをしています。

 

見た目は元気そうだけど、実は障害を抱えている、

そんなmarkoみたいな人たちにとってヘルプマークは少なからず心の支えになります。