#2018年1月#
手術を受ける前は本当に不安と心残りが色々とありすぎて、
きりがありませんが、中でも不安だったのが外出先のトイレ事情。
膀胱とは異なり自分でコントロールができないので、
装具に尿がたまったらトイレで処理しなければなりません。
「もし、トイレが見つからなかったら...」
「もし、トイレに行列ができていたら...」
という不安から、外出することそのものへの不安がつきまといました。
「”みんなのトイレ”を使えばいいじゃない」と誰もが思うのですが、
服を着ていると健常者に見える(それどころか一般的な60代よりも元気で顔色もいい)ので、
他人の目が気になって使うことに遠慮してしまうのです。
そんな中、「ヘルプマークというものがあるらしい」と知りました。
ヘルプマークは誰でも簡単に受けとることができますが、配布場所はある程度限られています。
元気な頃から出不精なmarkoですから、代わりに長女がゲットしてきました。
参考)ヘルプマークを知っていますか?入手方法は?配布場所は?│ヘルプマーク.info
「これで少しは安心して外でトイレに行ける」
半ばお守りのように、毎日バッグに付けて出掛けます。
人工膀胱とはいえ、尿の排泄にこれといって特別な技術や処理が必要なわけではなく、
専用装具に溜まった尿を流すだけなので、通常は普通のトイレを利用します。
混んでいる時や、もし何か装具に不具合を感じたときなどの緊急の場合のみ、
”みんなのトイレ”を使用する、そんな使い分けをしています。
見た目は元気そうだけど、実は障害を抱えている、
そんなmarkoみたいな人たちにとってヘルプマークは少なからず心の支えになります。