#2018年2月下旬~3月初旬
昔から白血病やガンを患う主人公が抗がん剤治療に苦しむようなドラマとか映画が
一定数あって、誰しも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
終始痛みや吐き気に身もだえし、髪が全部抜け落ちて落胆し、
そんな治療の日々に身も心も疲れはて、やつれていく...
抗がん剤の治療にはそんなイメージがありました。
けれど、治療を始める前に主治医から
「今の抗がん剤は昔ほど副作用ひどくないから」と説明を受けました。
がんと共にいきる、働く
そんな言葉をよく耳にする時代です。
通院で治療を続けならがら日常生活を送ることができるほど、
ガンの治療も時代と共に変化してきたのです。
とはいえ、副作用がなくなった訳ではなく、辛いものは辛い!!
主な副作用①:吐き気&味覚の変化
前回記事にも書きましたが、日々それなりの吐き気に襲われ食べられるものが限られてきました。
食べやすかったのは冷たく冷えているもの、味付けのシンプルなものでした。
具体的には、果物、果物の缶詰、オレンジジュース、ヨーグルト、プレーンなパン、そばやうどんなど。
逆に、喉を通りにくくなったのは常温の水や病院食で出される丼ものやお茶漬けなど。
魚や肉の臭いもダメで、この頃は家族に頼んで
バナナ、オレンジジュース、カップそば・うどん、ロールパン
などをよく差し入れしてもらいました。
食べにくくなったとはいえ、
食欲がゼロにならなかったことはとても良かったと思います。
パンに飽きたら病院にうどんをリクエストしたり、
家族にいなり寿司をリクエストしたり、
痩せて体力が落ちては困るので食べられそうなものを見つけて一生懸命食べました。
主な副作用②:毛が抜ける
治療を始めてすぐに変化が現れるわけではありませんが、
しばらくすると髪が抜け始めました。
元々超ベリーショートで髪に執着のないmarkoですから、
毛が抜けることに対するショックは少なく、
むしろ辛かったのは、日々大量に抜け落ちる髪の処理(掃除)でした。
家に髪の毛1本でも落ちているとすぐに気になってしまうくらいですから、
シャワーを浴びたときに排水溝にたまる髪や枕に付着する髪を目にする度に
なんだか疲れて情けなくて、ため息が出てしまいました。
次女が買ってくれた”コロコロ”が大活躍!!
そんなわけで、医療用ウィッグの購入についても少し悩みました。
帽子だけで良いのではないかしら?似合うウィッグがあるかしら?と。
しかし、外出するときのことなどを考えてまずはカタログを取り寄せることにしました。
帽子は次女がネットで使いやすそうなものを探して購入してくれました。
抗がん剤治療を続けるうけでの苦労①:点滴関連
前回記事で記載したように、markoは血管が細くて点滴が上手く落ちない
ということがしばしば発生したので、右鎖骨付近にポートを作ることになりました。
ポートは約2時間ほどの手術(部分麻酔)で作ります。
先日の膀胱摘出でただでさえお腹に色々な手術痕ができてしまったので
これ以上体に傷が増えることにはとても抵抗がありましたが、
点滴の度に何度も針をさしなおしたり、腕が腫れたりする辛さを思えば、
今後の治療をスムーズに行うため必要なことと諦めて受け入れることにしました。
大がかりな手術ではなかったものの、予想よりも痛みがひどく、痛み止を飲むことに😨
しかし、ポートの手術を行った日は入院生活が始まって一番よく眠れました!!
体力もポート手術の経過も問題なかったため、
翌日には抗がん剤治療を再開することもできました。
抗がん剤治療を続けるうえでの苦労②:体力の維持
抗がん剤治療を始めて1週間ほどたったころ、発熱がありました。
血液検査をして白血球の量が多かったので、一時治療は中断。
その間は吐き気などの副作用が収まるので、病院食も、家族からの差し入れも
しっかり食べ、熱が下がると病院内を1.5~2kmウォーキング😄
「家にいるときよりもたくさん食べているのでは?」と家族に言われるほど食欲は旺盛でした。
治療を続けるためにも、治療が始まってから副作用に耐えるためにも、
体力の維持って本当に大切だと思います。
そして、点滴ではなくちゃんと自分の口で食事をとることによって栄養を得ることが体力維持に大きく貢献するのだと感じます。
食べられる
そんな当たり前のことのありがたさと大切さをひしひしと感じました。
幸いmarkoは抗がん剤治療を続けている間もある程度の食欲を維持できたので
食べる楽しみが一切失われることも、食欲不振で体力が激減することもありませんでした!