#2018年5月中旬
「ストマくんが今日はビヨーンってだれてる」
「ストマくんが痛そう」
ストーマは自分の腸の一部をお腹の外に出して作られるので生きています。
呼吸をするし、伸縮もするし、日によって調子も変わります。
ストーマの見た目は...
梅干しのようなものが脇腹よりも少し手前あたりにくっついているような感じです。
膀胱と異なり、尿を溜めたりするコントロール機能がないので随時ストーマから尿が漏れ出てくるため専用の装具を常に着用し、尿がたまったらトイレで排泄します。
ストーマがお腹にくっついている状態も、常に装具をぶら下げている状態も、
健常者の頃からは想像がつかない体の変化なので、その見た目や不自由さから受ける精神的なショックはいかばかりかと...手術前は少なからず危惧していました。
ところが、
手術から数ヵ月後(すでにリハビリや抗がん剤治療を終えて退院したころ)、
markoはお風呂上がりに「意外とこの体受け入れられてるわ」と一言もらしました。
それを聞いた長女は「なんと強い母だろう」と誇らしく、頼もしく、嬉しくなりました。
生活習慣が原因で生じた病ならまだしも、
暴飲暴食もせず、喫煙もせず、毎日適度な運動を何十年も続け、
日々笑顔で家族のためにつくしてきたのに突然発症した病。
それによって生じたやや不自由な生活。
...悔しいけれど誰のことも何も責 められません。
だからこそ現状を受け入れてできる限り前を向いて生きなければ人生損!
苦労と、努力と、葛藤はありながらも
markoは今の体と上手に付き合いながら日々を楽しく充実させています★