marko日記〜ストーマとキイトルーダーと幸せな日々〜

膀胱癌によりストマ(人工膀胱)生活。癌がリンパに転移済みのためステージⅣ。幸せな日常とストマ生活、キイトルーダーの治療について。

増えていく副作用のお話

今回は久々にキートルーダーの副作用のお話を。

抗がん剤治療とは比べものにならないくらい楽、とは言え、現在の治療にも副作用はそれなりにあります。というか、実はかなりあります😢
しかも、色々な症状が徐々に増えていくし、新しい治療法だから前例も少なく、ほぼ耐えるしかない日々。

治療を始めた頃まっさきに現れたのは
①口腔内の症状

その後徐々に症状が出てきたのは
②爪の劣化
③ 皮膚(とくに頭皮)の乾燥

2021年になって新たに増えた悩みは
④耳の詰まり

①は以前にも書いたことがありますが、健康だったからと比べて
・歯茎がただれる
・舌が痛い
・味がわかりにくい(味覚の変化?)
などの症状です。
影響としては
「刺激物(辛いもの、熱いもの、固いもの、酸っぱいもの)が食べにくくなる」ということ。
もどかしくて、もどかしくて仕方のないものです。
好きだったものの多くは刺激が強過ぎて食べられなくなりました。
また、キャンディーもなんだか不快感が残るので避けています。
段々と慣れてきたのと、悔しさが相まって、今ではある程度の刺激物(香辛料を使った食べ物)や、お煎餅も食べられるようになりましたが、それでも尚もどかしいものです。

②の症状としては
・爪がとにかく脆くなる
・血色(?)が悪くなる
そのため服などに引っかかりやすいし、深爪しがちになります。(つまり、痛い)
その上、暗く変色して見た目が悪いのです。
手というのは自分の体のパーツで一番目に入る頻度の高いものなので、精神的ダメージは案外大きなものです。

③の皮膚の乾燥はほぼ全身に起こりますが、一番気になるのは頭皮です。
痒くて痒くて、掻かずにはいられないので、頭皮を傷つけてしまいます。
そして乾燥した皮膚がフケのように現れます。これもかなり、ストレスです。
シャンプーを変えてみたり、病院で薬をもらったりしますが、あまり改善しません。

そして、これらの症状が緩和されることのないまま新たに現れたのが④耳への影響。
耳の下が腫れたので耳鼻科に行ってみると、
「耳下腺がつまってる」とのことで抗生剤を夕飯後に飲むことになりました。
今は耳の中に直接使う薬を貰っていますがそれでも耳がよく詰まります。
当然、若干耳が聞こえにくくなりますし、これもまた痒い。
自分で解消することができないので定期的に耳鼻科へ通って耳垢を取ってもらいます。

他にも「これも副作用かな?」と思う小さな不調が色々と現れるのです。
抗がん剤治療よりは楽だし、幸いにがん細胞も拡大や転移することなく落ち着いていますが、「いつまでこれらの症状に耐え続ければ良いのだろう…」と辛くなるのも事実です。

日常の様々な辛さをいかに上手く受け入れ、
今生きていられるという事実のありがたさをいかに上手く噛み締めるか…
どんな人でも、どんな症状でも、病と戦うということは決して簡単なことではないのです。